
こんにちは。しまうまママです。
このブログは、私立小中高一貫の女子校を卒業したワーママである私が、娘と共に挑んだ小学校受験の記録を綴っています。
小学校受験を考えるとき、学校の教育方針やカリキュラムに目が行きがちですが、「通学時間」も志望校選びの重要なポイントです。
特に片道1時間以上かかる学校に通わせるのは現実的にどうなのか、不安に感じる親御さんも多いのではないでしょうか。
今回は、実際に片道1時間15分・乗り換え2回の学校に通うことになったわが家の体験をもとに、「通学時間1時間超えのリアル」をまとめてみました。
通学時間の基準、どう考える?
受験を検討していた当初、わが家では「通学はドアtoドアで40〜50分以内」と決めていました。
「1時間以上は遠すぎるのでは?」と感じていたからです。
ところが最終的に娘が選んだのは、片道1時間15分かかる学校。
「大丈夫かな?」という親の不安をよそに、娘が「受験してみたい!」と希望し、合格をいただいた学校への進学を決めました。
結果として、慣れれば通えます。ただし「朝が早い」「帰宅後の時間が限られる」という現実もあり、子ども本人が「もっと近い学校が良かった」と言うこともあります。
わが家の1日のスケジュール(通学片道1時間15分)
- 朝5時起床
朝ごはん、身支度、朝学習(20〜30分) - 16時帰宅
お風呂、夕食、宿題や家庭学習 - 19時半就寝
9時間以上の睡眠を確保
朝が早い分、夜はかなり早寝です。特に冬の5時起きは大変ですが、生活リズムを整えればなんとか乗り切れます。
一方で、帰宅から就寝まで約3時間半しかなく、毎日がバタバタ。遊びや自由時間は限られます。近所の公園で友達が遊んでいる様子を見ると、「この生活でいいのかな?」と思う瞬間もあります。
ただ、帰り道で友達と虫を捕まえたり、お手紙を交換したり、全力で走ったりと、小さな楽しみはたくさんあります。平日は頑張り、週末に思いっきり遊ぶスタイルが定着しました。
入学当初の送り迎えと親のサポート
入学してすぐの時期は、どの家庭も通学に不安があります。
わが家では以下のように段階的に慣らしました。
- 最初の2週間:学校最寄り駅まで親が付き添い
- その後1ヶ月:乗り換え駅まで付き添い
- 徐々に一人で通学へ
家庭によっては「朝は親が仕事へ行くついでに途中まで一緒」というパターンや、「同じ方面の上級生に声をかけて一緒に通ってもらう」ケースもあります。
さらに、同じ方面の親同士で日替わり送迎をするグループもありました。入学当初はみんな不安なので、自然と協力体制ができるのは心強いポイントです。
通学経路の工夫とリスク対策
最初は「乗換案内アプリで最短ルート」を調べましたが、実際に複数の経路を試してみると、
- 電車の混雑具合
- 遅延の多さ
- 乗り換え時の安全性
- 寝過ごした場合のリカバリー方法
これらの観点で最短ルートがベストとは限らないことがわかりました。
結果、わが家では「多少時間はかかるけれど安全で安定したルート」を採用しています。
また、乗り過ごしや間違った電車に乗ったときの対応を事前に練習。
- どこで引き返すか
- 駅員さんにどう伝えるか
を確認しておくことで、実際に2回ほど乗り過ごした際も、自分で考えて帰宅できました。
安全対策と便利グッズ
長距離通学には安全対策も欠かせません。わが家では以下を活用しています。
- GPS付きBOT
子どもの居場所をリアルタイムで把握可能。 - まもレール(JR・都営交通・メトロ)
改札通過時に通知が来て、帰宅時間や残高も確認できる。 - 子どもスマホはあえて不使用
不便さの中で自分で考えて行動する力を育てたいという理由から。
「何があっても親が見守っている」という安心感を持たせることが、子どもの挑戦を支える後押しになっています。
通学1時間のメリット・デメリットまとめ
デメリット
- 朝が早く、睡眠時間を確保する工夫が必要
- 帰宅後の自由時間が少なく、平日はバタバタ
- 親も最初は送り迎えや見守りで負担大
メリット
- 子どもが公共交通を使いこなす力や自立心が育つ
- 遠距離だからこそ「時間の使い方」が身につく
- 通学時間を通じて友達との交流も深まる
まとめ
「通学時間1時間超え」は親にとって大きな不安要素ですが、実際に経験してみると、工夫とサポート次第で十分に対応可能です。
もちろん、子どもの性格や家庭の状況によって向き不向きはあります。
ただ、「遠いから無理」と切り捨てるのではなく、「どうすれば安心して通えるか」を考えることが大切だと実感しました。
これから受験校を検討される方の参考になれば嬉しいです。
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