こんにちは、しまうまママです。このブログは、私立小中高一貫の女子校を卒業したワーママである私が、娘と共に挑んだ小学校受験の記録を綴っています。
小学校受験が終わると、ホッとすると同時に「入学まで、どう過ごすのがいいのだろう?」と迷うご家庭が多いと思います。
この記事では、小学校受験を経験した家庭として、入学までに大切にしたい考え方と、実際にやってよかった取り組みをまとめました。
どれも無理のない範囲で実践でき、入学後の学びや生活につながる内容です。
小学校受験後、いちばん大切なのは「結果よりも過程を褒めること」
受験が終わったあと、大切なのは、「合否ではなく、ここまでコツコツ努力してきた過程を徹底的に褒めること」です。
もちろん、合格は嬉しいことです。でも、それ以上に大切なのは、
- 目標に向かって努力したこと
- コツコツ積み重ねる力を身につけたこと
- 困難があっても向き合った姿勢
この「過程」を認めてあげることが、これから先の人生の基盤になると思います。
「あなたがすごいのは合格したからじゃないよ。目標に向かって努力できる人だからだよ。これからもいろんな目標に向かって挑戦できるよ。」
このようなメッセージは、子どもの“生きる姿勢”に深く影響します。
ここからがスタート。だからこそ、丁寧に伝えてあげたいことです。
受験後も、学習習慣は途切れさせない
受験を終えると、つい気が抜けてしまいがちですが、ここで習慣を完全に止めてしまうのはもったいないこと。
「毎日コツコツ取り組む習慣」は、親が与えてあげられる大きな財産のひとつです。
目標は勉強でなくても構いません。
- 英語
- スポーツ
- ピアノ
- ものづくり
- 読書
子どもがワクワクできるものであれば何でも、習慣的な取り組みになります。
うちの取り組み①:英語をスタート
わが家では、小学校受験が終わったタイミングで英語学習をスタートしました。
「努力してきたあなたには、きっと小学校で素敵な仲間がたくさんできるよ。同じように世界の共通語である英語を頑張れば、身につければ世界中の素敵な人たちと友達になれるよ。」
そんなポジティブな言葉がけで、子どものやる気がぐんと上がりました。
全くの英語初心者でしたが、オンライン英会話をはじめ、毎日最低30分は英語に触れるようにしたところ、
1年目で5級・4級、2年目で3級に合格しました。
最初から英検を目的にせず、ある程度英語が読めたり聞いたり話したりできるようになってから
「英検というのがあるから受けてみようか?」
という流れが、無理なく楽しく続けられた秘訣でした。小難しい目標は、手が届きそうな段階で提案するのがおすすめです。
わが家は送迎の負担や時間ロスの観点からオンライン英会話を選びましたが、
人気の英語塾は“新小1クラス”の募集が早期に埋まることもあります。
通塾がライフスタイルに合う家庭は、説明会や体験情報を早めにチェックするのがおすすめです。
うちの取り組み②:市販教材中心の先取り学習、通学時間を学習習慣に変える工夫
小学校受験をしていない家庭では、公文などを活用してどんどん先取りをされている家庭もいらっしゃいます。
先取り学習が絶対必要というわけではありませんが、小学校がスタートしてからの「私はできる」という成功体験や思い込みが、小学校での学習への自信につながることは確かだと思います。
我が家では小学校受験終了後から、塾や公文ではなく市販の問題集を使って、
- 簡単な問題集で基礎を理解(標準レベル問題集等)
- 難しい問題集へ(最レベ、スーパーエリート等)
- 次の学年へ
という順序で取り組んでいます。
ただし、一部の小学校では、家庭での先取り学習をあまり推奨していない場合もあります。
そのような場合は、教科学習の先取りではなく次のようなアプローチが有効だと思います。
● 算数
思考力系の教材がおすすめです。
「算数ラボ」「天才脳ドリル」などは、計算の先取りをせずに“考える力”を育てられます。
● 国語
とにかく読書量を増やすことが王道です。
語彙・理解力が土台にあると、授業の吸収力も大きく変わります。
また、小学校入学後、電車で通学されるご家庭では通学時間が学習のゴールデンタイムになります。
我が家でも、毎朝の電車ではまず小学生新聞を読み、そのあとに読書をするのが習慣です。
小学生新聞は、
- 時事ニュース
- 科学や社会の特集
- 子供向けのコラム
などが読みやすくまとめられており、自然に世界への関心が広がります。
入学前から読み聞かせや一緒に目を通す機会をつくると、「新聞を読む」ことが身近になり、入学後もスムーズに読めるようになります。
通学時間があるご家庭には、特に強くおすすめしたい取り組みです。
うちの取り組み③:スポーツで“体力・精神力・協調性”を育てる
我が家は、知力・体力・精神力のバランスを大事にしたかったため、スポーツもスタートしました。
できれば団体競技を、と考えたのは、
- チームワーク
- 責任感
- 他者との調整力
を育てたかったからです。
- チームワークを学べる
- 切磋琢磨できる仲間ができる
- “自分の頑張りがチームに貢献する”経験ができる
チーム競技はEQ(心の知能指数)を鍛えるとも言われています。
地元のクラブに所属しましたが、
公立小の子も私立・国立の子も混在しており、早い段階から始めることで自然と馴染むことができました。
土日の練習は数時間とハードですが、
1年生から所属することで、チームの一員として育っていきやすいと感じます。
うちの取り組み④:興味の幅を広げる“探究時間”を意識してつくる
小学校に入る前の時期は、子どもの興味が大きく広がる貴重な時期です。
この「興味の海に飛び込める時期」は意外と短く、
高学年になると習い事や宿題で忙しくなってしまいます。
もともと、
- 生き物
- 恐竜
- 科学
が大好きで、博物館や科学館めぐりをよくしていました。
そこから新たに 歴史 にもハマるように。
きっかけは本。
漫画系の児童書はハマりやすく、興味の入口としてとても優秀です。
また、
- 博士ちゃん(テレビ):同年代の子の探究心に刺激を受ける
- 探究型イベント(リアル・オンライン)
→ SDGs、宇宙、科学、社会問題など幅広く触れられる
など、TVやイベントで興味を広げる工夫をしました。
「小学生でもこんな詳しい人がいるんだ!」「まだ知らないこんな世界があるんだ!」と知るきっかけづくりに最適です。
こうした体験が、子どもの興味をどんどん深めてくれます。
小学校高学年になると時間が一気に足りなくなるので、入学前はチャンスです。
入学に向けて、生活習慣の準備も少しずつ
勉強以外にも、生活面の準備がとても大切です。
- 起床・就寝のリズム
- 朝の支度
- 帰宅後の片付け
- 食事・お風呂のルーティン
- 家の仕事(お手伝い)で自分の役割を持つ
こうした習慣が整っていると、小学校生活がスムーズにスタートできます。
「受験はゴールではなく、人生の1/3地点」くらいの感覚で
小学校受験は通過点にすぎません。
18歳を成人と考えると、まだ1/3ほどのところ。
ここから、どんなふうに生きていきたいか——
子どもと対話しながら、未来のイメージを一緒に描いていく時期です。
だからこそ、
- 自分の成長を自分で喜べる子に
- どう生きたいかを考えられる子に
- 魅力ある“自分”を育てていけるように
親としてサポートしていきたいと感じています。
受験が終わったこの時期は、子どもが自信や自己肯定感を育てる大切なタイミング。
ぜひ、親子で次のステージに向けた準備を楽しんでみてください。



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