【子どもが本好きになる環境の作り方】暇さえあれば本棚の前にいる本が好きな子どもに育つ工夫

本好きな子 読書

「本が好きな子に育ってほしい」──そう願う親御さんは多いはずです。

わが家では、こどもが生まれた頃から読書環境を意識的につくってきました。そうすると、生後半年から保育園に通い始めた頃には、先生から「絵本の読み聞かせが大好きですね」「一人でページをめくって眺めていますよ」と言われるようになっていました。今では、暇さえあれば本棚の前にいて、髪の毛を乾かしながら、歯磨きをしながら読むほどの“本好き”に育ちました。

今回は、そんなわが家で実際に試してよかった「本が好きな子に育てる家庭習慣」5つをご紹介します。

リビングに本棚を設置|いつでも手が届く環境に

本が好きな子に育てるには、物理的な距離を縮めることがいちばんの近道。
家族がいちばん長く過ごすリビングにドカンと本棚を置きました。

年齢に合った本や図鑑に加え、少し背伸びした本や、親が読んでいる雑誌やビジネス本もいくつか並べています。
「まだ早いかな?」と思っても、自然に目に入ることで、興味を持つきっかけになることが多々あります。

本屋さんに寄ることを“習慣”にする

さらに、週末にお出かけをするときなどに、“ついでに立ち寄る場所”として、できるだけ本屋さんに立ち寄ることを習慣にしています。

目的がなくてもOK。「今日はどんな本があるかな?」と気軽に見に行くことで、本との距離がグッと近づきます。

図書館よりも気軽ですし、最近では本屋さんでも座って読めるようにベンチが置いてある本屋さんなども増えていますね。

本屋だと、新しい本や注目されている本が一目でわかるので、本との新しい出会いにうってつけです。

子どもが気になった本を手に取る、親が「この本面白そうだね」と話しかける。
そんな何気ないやりとりの積み重ねが、読書を“身近な楽しみ”にしてくれます。

おもちゃより“本”を増やす選択を

わが家では、おもちゃは誕生日やクリスマスだけと決めています。(どうしても欲しい場合は、お年玉で買うというスタイル)

その代わり、本は定期的に購入しています。

本屋に立ち寄った際に子どもが選んだ本を購入するするだけでなく、子どものその時その時の興味や季節に合わせて、Amazonで選んでみたり、園や学校の行事に関連するテーマの本を先取りして買ってみたり。

例えば、わが家では、2〜3歳の頃から恐竜や生き物、自然科学系の本に関心があったので、そのあたりのジャンルは特に充実しています。

ちなみに、恐竜や生き物、自然科学系に興味を持つようになったきっかけは、 かはく【国立科学博物館公式】の紹介する科学絵本シリーズにハマったことでした。

また、年齢的に「ちょっと難しいかな?」と思う本でも、本棚に並べておくと、意外と手に取って眺めることがあります。
大人向けの文庫本や物語なども、背表紙のタイトルや表紙の絵に反応して「これ何?」と聞いてくることも。

“おもちゃ”ではなく“本”を贈る選択は、子どもの未来に残る贈り物だと思います。

本選びの参考には、日本絵本賞や、本屋大賞の受賞作品もおすすめです。選書に悩んだとき、読みやすく感動的な作品が多く見つかります。

子どもが読んでいる本を、親も読んでみる

私はもともと読書習慣があまりなかったのですが、子どもが読んでいる本に興味を持って読むようになりました。

それは「本が読みたい」というより、「子どもが何に興味を持っているのか知りたい」という気持ちからです。

子どもが本を読んでいるとき、私も同じシリーズの別巻や、内容の近い児童書などを横で読んでみます。
すると、子どもが「おもしろいよね」「それね、こういう話なんだよ」と嬉しそうに話しかけてきたり説明してくれることも。

「お母さん(お父さん)も自分の読んでいる本に興味を持ってくれてる!」
そんな嬉しさから、さらに読書が好きになるようです。

本の内容でクイズを出し合う

読んだ内容をただ話すだけでなく、クイズ形式にして出し合うと、楽しさがぐんとアップします。

たとえば、「〇〇ってどういう意味だったっけ?」「このキャラの名前、覚えてる?」など、ゆるい感じでOK。

子どもも得意げに答えてくれるし、記憶にも残りやすいように思います。

正解・不正解よりも、「本って面白い!」「誰かと共有するともっと楽しい!」という気持ちを育てたいですね。


まとめ|“本があるのが当たり前”の家庭が、いちばん強い

本が好きな子に育てたいとき、「読書しなさい」と強制しても、なかなかうまくいかないもの。

それよりも、本がいつも近くにある親も楽しんでいる話題にできる──そんな環境や雰囲気づくりこそが、一番の近道なのかもしれません。

本との自然な距離感を、これからも大切にしていきたいです。

▼参考記事【絵本から児童書へ】“読み聞かせの量”より大事な、一人読みへの自然なステップ

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