小さい頃から英語に親しむご家庭も多い中、わが家では小学校受験を最優先にしていたため、英語学習はまったくの手つかず。まさにゼロからのスタートでした。
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英語に触れる機会といえば、幼稚園で月に1回ほど行われていた英語イベント程度。アルファベットにすら興味を示さず、英単語も全く読めない状態でした。
しかし、小学校受験が終わった12月、「これからは英語にも本格的に取り組みたい」と考え、リサーチを開始。そして1月から英語学習をスタートし、6月には英検5級を取得することができました。
この記事では、英語ゼロからの5ヶ月間でどのように英語力を伸ばしたのか、わが家が実践した具体的な方法や工夫を詳しくご紹介します。
英語学習法 ー通塾ではなく、日常に英語を取り入れたいー
まず検討したのは、いくつかの英語塾や教室でした。
- J PREP Kids
- 早稲田アカデミーIBS
- KA帰国子女アカデミー など
ネームバリューもあり、どこも魅力的でしたが、通塾の場合どうしても「週1〜2回の限られた時間」だけの英語学習になります。
それでは日常的な英語のインプット・アウトプットが圧倒的に足りないと感じたのです。
そこで、「日本語と同じように、毎日自然に英語に触れていくスタイル」がわが家には合っているのでは?と思うようになりました。
日本語と同じように、英語も“自然に”習得させたい
我が家では、ひらがな・カタカナも特別に教え込んだわけではありませんでした。
小さい頃から絵本の読み聞かせをたくさんしてきたことで、いつの間にか自然と文字に興味を持ち、読めるようになっていきました。
英語も、無理に詰め込むのではなく、日常の中で“自然に触れながら”身につけさせたい。
言語の習得は、頭で覚えるだけでなく、「使ってみる」「聞いてみる」「読むことを楽しむ」——そんな積み重ねの中で育まれるものだと思っています。
こうした考えからたどり着いたのが、英語多読 × オンライン英会話という組み合わせでした。
まずは多読教材を決めた。選んだのは「Oxford Reading Club(ORC)」
通塾ではなく、毎日家庭でできる英語多読の教材を探すなかで、まず「Oxford Reading Club(ORC)」の導入を決めました。
ORCは、イギリスの有名出版社・Oxford University Pressが提供する、英語電子書籍が約1000冊読み放題のデジタル教材。
子どもの英語多読にぴったりの構成で、絵本から徐々にステップアップできるシリーズが揃っています。
- 一人でも使える操作性
- 音声付きでネイティブの発音が聞ける
- 楽しいクイズやアクティビティもあり、飽きない
何より「本好きな子どもが、自分のペースで楽しく読み進められる」点が魅力でした。
ORCを活用できるオンライン英会話を探して、出会ったのが「マジックキー」
英語の多読に【Oxford Reading Club(ORC)】を取り入れると決めた後、次に探したのは、アウトプットの場=オンライン英会話の選定です。
世の中には星の数ほどのオンライン英会話が存在しますが……
- 広告費にばかりお金をかけて中身が伴っていないのでは?
- ネイティブ講師でも、子どもへの指導経験はあるのか?
- 教材との相性は?
と、なかなか「これ!」という決め手に欠けていました。
そこで軸にしたのが、「ORCを教材として活用できるオンライン英会話」。
つまり、すでに決めたORCを最大限活用できる環境を探したのです。
そうして見つけたのが【マジックキー】でした。
🧙♂️ マジックキー公式サイト
マジックキーの特徴
マジックキーは、英語試験対策で定評のある「バリューイングリッシュ」が運営する子ども向けコース「バリューキッズ」から派生したオンライン英会話。
特に、英語多読と会話練習をセットで行いたい家庭には理想的なサービスだと思います。
✅マジックキーの特徴(わが家が重視したポイント)
- 月額12,800円(税込)〜で、Oxford Reading Club(ORC)の利用料込み→ 多読と会話、両方をこの価格でカバーできるのは魅力的でした。
- 週2回の担任制プライベートレッスン + グループレッスンは日曜以外毎日受講可能→ 個別指導でじっくり、グループレッスンで毎日英語に触れることができる。学びの幅が広がります。
- 毎回、ORCの1冊を教材として使用(事前に予習)→ ただ多読するだけでなく、音読したり内容を質問し合う機会があることで記憶に定着しやすくなります。
- レッスン前半はフリートークやフォニックス、語彙の導入からスタート→ 会話力だけでなく、基礎力(発音・語彙)や表現力もバランスよく鍛えられる構成です。
- 定期的に担任の先生から丁寧なフィードバック→ 担任の先生が継続して見てくれることで、成長の軌跡がわかりやすいです。
- 月1回、英語教育に役立つ充実したメルマガも届く→ 学習法や家庭での取り組みのヒントが得られ、親としても勉強になります。
わが家の学習スタイルと工夫
ORCの使い方
マジックキーのレッスンでは、毎回1冊のORCの本を使うため、レッスン前には必ず予習としてその本を音読し、内容について質問をノートに書くことを習慣にしています。
学びが進むにつれ、子ども自身が「もっと読みたい!」とレッスン対象以外の本にも手を伸ばすように。わが家では、レッスンの予習以外で本を読み進める際も「音読は必ずする」というルールを設定。これにより、読む力・発音・リズム感が自然と身についてきました。興味の広がりに驚くほどで、こちらが「そろそろ休もうか」と声をかけるほど夢中になることもあります。ただし、デジタル教材である以上、視力への影響も考慮し、1日の読書時間は20〜30分以内を目安に設定。
短時間でも、毎日の積み重ねで着実に読解力が育っていくのを実感しています。
オンライン英会話レッスンの進め方と親の関わり方
オンライン英会話を始めた当初、子どもは先生の言っていることがうまく聞き取れなかったり、自分の言いたいことを英語で表現できなかったりと、戸惑う場面が多く見られました。
そのため、最初の2〜3ヶ月は親が横について、必要なときに小声でフォローする形でサポート。
安心感を与えることで、少しずつ自信を持って話せるようになりました。
次第に慣れていく中で完全に一人でレッスンを受けられるようになり、先生との会話もスムーズにこなせるようになりました。
レッスンでは、自己紹介やその月のトピックについて話す時間も設けられているため、「自分の言葉で伝える」力が養われるのを感じています。
また、わが家ではグループレッスンも最大限活用。
日曜以外は毎日開講されているため、受講できる日はなるべく参加するように心がけています。
ときには、1日に「グループレッスン2コマ+プライベートレッスン1コマ」の計3コマをこなす日もあるほど。
これだけ日常的に英語で話す機会が確保できる環境は、本当にありがたいと感じています。
英語ゼロから4ヶ月で変化が…
「英検5級、いけるかも?」
毎日、地道に英語の多読とオンライン英会話を続けていくうちに——
ある時ふと、こんな変化に気づきました。
- 初めて見る英単語でも、なんとなく発音できるようになっている
- ネイティブ講師の言葉が簡単な内容であればおおよそ聞き取れて、意味も推測できるようになっている
「これは、もしかしたら英検5級に挑戦できるかもしれない…!」
そう思ったのは、英語学習を始めて4ヶ月が経った頃。
試験の申込み期限ギリギリで、思い切って申し込んでみることにしました。
英検5級対策は、あくまでシンプルに
特別な塾にも、専用の対策講座にも通わず、わが家で取り組んだのはたった3つのことだけです。
- ORC(Oxford Reading Club)で毎日の多読&音読
- マジックキーのプライベートレッスン(週2)とグループレッスン(毎日)
- 市販の参考書『英検5級をひとつひとつわかりやすく』を、1ヶ月でざっと通読
特に対策らしい対策はせず、普段の学習の延長線上で受験した形でした。
英検5級の結果は……見事合格!
リーディング:25問中20問
リスニング:25問中24問
正直、ここまで手応えがあるとは思っていなかったので、本人も私も驚きと嬉しさでいっぱいでした。
英語ゼロからのスタートでも、5ヶ月でここまで力がつくんだという実感を持つことができました。
英語習得の目的と、わが家のスタンス
英検5級は、文法がしっかり身についていなくても、「意味がわかれば解ける」レベルです。
リスニングやリーディングの感覚が育っていれば、自然と正答にたどり着ける問題も多くあります。
でも、私たちにとって英検合格は“目的”ではなく、あくまで“通過点”。
目指しているのは、英語を自然に使える力、そして英語に親しみながら学び続けられる姿勢です。
もちろん、英検取得が目的であるならば、もっと短期間で効率的に英検を取る方法もあるかもしれません。
でも、わが家は「詰め込まず、楽しみながら力をつけていく」という学習スタイルを大切にしています。
小学校受験後でも、英語は“自然に”伸ばせる
「小学校受験が終わったけれど、これから英語をどう始めよう…」と考えているご家庭も多いと思います。
でも、毎日の積み重ねさえあれば、英語力はしっかり育っていくことを、今回の経験で実感しました。
- 高額な英語教室に通わなくても
- 忙しいスケジュールを圧迫せずとも
家庭の中で、“自然に英語に親しむ時間”をつくるだけでも、十分に成果が出せると思います。
習い事を増やしすぎず、子どものペースで、家庭のリズムに合ったやり方で。
そんな英語学習スタイルをお探しの方にとって、この記事が少しでもヒントになれば嬉しいです。
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