【体験レポ】福井県立恐竜博物館に行く前にまず知っておくべき楽しみ方ダイジェスト

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福井県立恐竜博物館は、恐竜好きの子どもがいる家庭なら一度は訪れたい人気スポットです。2000年に開館した地質・古生物学専門の博物館で、カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、中国の自貢恐竜博物館と並び、世界三大恐竜博物館の一つとされています。

本記事では、我が家が2024年夏に実際に訪れた体験をもとに、「福井県立恐竜博物館へ行く前に知っておきたい」ポイントをダイジェストでまとめました。予約・アクセス・見どころなど、旅程を立てる前に全体像をざっくり把握しておくと、その後の情報収集もスムーズです。参考になれば幸いです。

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まずは化石研究体験と野外恐竜博物館の事前予約を!

福井県立恐竜博物館の大きな魅力のひとつは、本格的な体験型プログラムです。中でも特におすすめなのが、「化石研究体験」と「野外恐竜博物館」。いずれも人気が高く、事前予約が必須です。

化石研究体験

化石研究体験は、小学生以上を対象にした約2時間の有料プログラムで、以下のような本格的なメニューがあります。

  • 化石発掘プラス:化石を実際に見つけ、見分ける力を養う体験
  • T.rex頭骨復元:ティラノサウルス・レックスの頭骨模型を組み上げながら、その構造や特徴を学ぶ
  • 化石クリーニング:専用の道具を使って、岩石から恐竜の歯などを慎重に取り出す作業
  • CT化石観察:CT画像を用いて化石の内部構造を非破壊で観察する

開催時期に応じて、以下のような組み合わせで体験が行われます。

  • 【11月中旬〜4月中旬】
     「化石発掘プラス」+「化石クリーニング」・「CT化石観察」
  • 【4月下旬〜11月上旬】
     「T.rex頭骨復元」+「化石クリーニング」・「CT化石観察」

未就学児は参加・入室ともに不可です。料金は、大人2,200円/小学生1,100円(常設展観覧券つき)

将来、恐竜に関わる仕事に興味があるお子さんにとっては、貴重な体験となるはずです。


野外恐竜博物館(4月中旬〜11月上旬)

「野外恐竜博物館」は、4月中旬〜11月上旬に開催されるツアー形式の体験プログラムです。福井県立恐竜博物館の前から出発する専用バスに乗って、化石発掘現場を巡ります。

プログラム内容は以下の通りです:

  • 観察広場:日本最大の恐竜化石発掘現場・手取層群北谷層(前期白亜紀)を見学
  • 展示場:北谷層から出土した化石を詳しく紹介する専用展示スペース
  • 化石発掘体験広場:実際に化石を発掘する体験が可能。貴重な発見があるかもしれません

所要時間は約120分(バス往復40分+現地での見学・体験約60分)。
参加費は、大人1,300円/小学生650円です。

野外恐竜博物館観察広場

予約のポイント

これらのプログラムはどちらも非常に人気があるため、予約は60日前(2ヶ月前)から可能です。希望の日程が決まっている場合は、できるだけ早めに予約を取りましょう。

反対に、日程が未定の場合は、予約が取れる日にあわせて旅程を組むのもおすすめです。

なお、化石研究体験のチケットには常設展観覧券が含まれています。後ほど紹介する恐竜列車などの交通パックにも常設展観覧券が含まれている場合があるので、重複購入にご注意ください。


博物館のイベントもチェックしておこう

旅程が決まったら、訪問日にイベントが開催されていないかもチェックしておくとよいでしょう。

福井県立恐竜博物館では、「博物館学びの講座」などの教育普及イベントが定期的に開催されています。中には事前申込が必要なものもあるため、公式サイトで確認のうえ、早めに申し込んでおくのがおすすめです。

👉 イベント一覧はこちら(公式サイト)


かつやま恐竜の森もセットで楽しもう!

福井県立恐竜博物館がある「かつやま恐竜の森」には、博物館だけでなく家族で楽しめる施設がいくつか併設されています。博物館見学の前後に立ち寄ると、子どもの満足度がぐんと上がります。

どきどき恐竜発掘ランド(化石発掘体験)

  • 体験料金:大人1,050円/小学生530円
  • 対象年齢:4歳以上(体験者以外も外から見学可能)

化石の発掘体験ができる施設です。すでに博物館の「野外恐竜博物館」で発掘体験をした場合、こちらは必須ではないと思いますが、「もう一度やってみたい!」という子にはおすすめです。

※「野外恐竜博物館」と値段がそれほど変わらないので、やはり「野外恐竜博物館」の方が断然オススメです。

かつやまディノパーク(恐竜アトラクション)

  • 入園料:大人1,000円/小学生800円

森の中を歩きながら、本物そっくりの恐竜たちと出会えるアトラクションです。恐竜は全て実物大で再現され、首や手を動かしたり、不気味なうなり声を上げたりと迫力満点。恐竜時代の雰囲気をリアルに体感できます。

フォトスポットもたくさんあるので、旅のいい記念になると思います。

恐竜遊具とアスレチックのある公園

敷地内には大型遊具やアスレチックもあり、小さなお子さんでも楽しめるエリアが整備されています。無料なので、大好きな恐竜の遊具で思いっきり体を動かしましょう!


アクセスのポイント|行き帰りも恐竜体験!

XRバス「WOW RIDE いこっさ!福井号」(福井駅 ⇔ 博物館)

🚌 公式サイトを見る

福井駅から福井県立恐竜博物館へのアクセス手段として、おすすめなのが「新感覚XRバス」。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)技術で、車窓に恐竜や福井の風景が映し出され、移動中も楽しめる臨場感たっぷりのバスです。

  • 運賃:大人3,300~3,900円/未就学児1,650~1,950円(時期によって変動)
  • オプション:博物館の常設展チケットを 大人800円(通常1,000円)/こども400円(通常500円) で追加可能
  • 特典:JR福井駅への「帰り便」が20%OFFになるクーポンがもらえる場合あり

子どもはもちろん、大人も楽しく学べる内容で、福井駅から博物館まで直行でアクセスできるのも便利!!我が家では往路のみ利用予定でしたが、あまりに楽しくて帰りも乗ってしまいました。

XRバス「WOW RIDE いこっさ!福井号」
本当にバスの外には恐竜がいるかのような臨場感を味わえます!

えちぜん鉄道「恐竜列車」

🚃 恐竜列車の詳細はこちら

恐竜イラストやモニュメントが装飾された2両編成の観光列車。乗務員さんが探検隊風の衣装でおもてなししてくれるなど、演出も楽しめます。

【行きのプラン(恐竜列車パック)】

  • 内容:
     ・えちぜん鉄道1日フリーきっぷ
     ・勝山市内バス乗り放題(※京福バス除く)
     ・博物館の常設展観覧料
     ・恐竜列車特別乗車料金
  • 料金:大人4,900円/小学生3,500円/幼児2,000円

※福井駅から福井県立恐竜博物館を訪れる場合は、福井駅→勝山駅(恐竜列車)、勝山駅→博物館(バス)というルートになります。博物館からの宿泊場所がバス・電車での移動の場合やその日のうちに福井駅に戻る場合を除くと、せっかくフリーきっぷやバス乗り放題なのに一回しか乗らない可能性もあると思うので、旅程に合わせて購入を検討してください。

【帰りのプラン】

  • 恐竜列車特別乗車料金:1,500円
  • その他にかかる料金:
     ・直通バス代:300円
     ・えちぜん鉄道 勝山駅→福井駅:820円

行きと帰りで使い分けもアリ

  • 行きはXRバス(体験重視)
  • 帰りは恐竜列車(観光気分でのんびり)

というように、行き帰りで交通手段を使い分けるのもおすすめです。移動そのものが“恐竜旅行”の一部になるような、楽しい時間になります。

周辺のおすすめホテル|旅程に合わせて選ぼう

福井駅周辺のホテルに宿泊する場合

新幹線での到着が夜遅くなる場合や、翌朝早めに帰る予定がある場合は、福井駅周辺のホテルに宿泊するのが便利です。

コートヤード・バイ・マリオット福井
マリオット・インターナショナルが展開するホテルブランドで、福井駅から徒歩約2分という好立地。
客室は、福井の伝統工芸を取り入れたモダンなデザインで、高層階からは福井の街並みを一望できます。

我が家では、新幹線での福井到着が遅かったため、1泊目はこちらに宿泊。翌朝、XRバスに乗って恐竜博物館へ向かいました。


恐竜博物館から送迎バスのあるホテルに宿泊する場合

2日間じっくり博物館を楽しみたい方には、送迎バスがあるホテルがおすすめです。

ホテルハーヴェスト スキージャム勝山
恐竜博物館まで、送迎バス(要予約)で約20分
恐竜をテーマにした「恐竜ラボ(研究室)ルーム」もあります。恐竜好きの子どもにとっては夢のようなお部屋です(人気のため予約はお早めに)。

我が家は、ビュッフェ好きの子どものために2泊目をこちらに。恐竜ラボルームは満室で予約できませんでしたが、博物館や往復のアクセスで恐竜を堪能したので問題ありませんでした。
食堂には子どもが遊べるスペースもあり、大人もゆっくり食事を楽しむことができました。


持っていくともっと子供の好奇心を伸ばせる!おすすめアイテム

せっかく恐竜博物館のために福井まで行くなら、現地での体験をさらに深められる持ち物を準備しておくのがおすすめです!

ポケットサイズの恐竜図鑑(NEOポケット)

🦖 図鑑はこちら(Amazonリンク)

図鑑を持参すると、実物の恐竜標本と図鑑の情報を見比べながら学べるのが魅力です。
さらに、その場で気づいたことや感想を書き込み、自分だけのオリジナル図鑑にしていくことで、知識と体験がより深く結びつきます。


子ども用デジタルカメラ

子どもが何に心を動かされたのかを“自分の視点”で記録できるよう、子ども用のカメラを持たせるのもおすすめです。

親子それぞれが印象的だった展示物を撮影して、帰り道に「これが一番よかった!」という写真をプレゼンし合うと、思考力や表現力を育てるきっかけにもなります。


まとめ|恐竜を通して、学びと感動の体験を

福井県立恐竜博物館は、単なる観光スポットではなく、子どもの好奇心や学びの意欲を育ててくれる場所です。

全体像をざっくり把握しておくことで、旅程を検討する際の無駄が減り、当日はよりスムーズに、そして充実した時間を過ごせると思います。
恐竜好きの子どもにとって、一生の思い出になるような旅になりますように!

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