「モコモコゼミって実際どうなの?」「他の幼児教材と比べてどう?」──そう思われている方へ、今回は我が家で年少から1年間実際に活用したモコモコゼミの口コミと効果を、正直にレビューします。
わが家では、幼稚園入園を機に、家庭での学びを少しステップアップさせたいと考え、数ある教材の中からモコモコゼミを選びました。受講したのは「年中コース」。年少ながらも少しレベルの高い内容にチャレンジしました。
「モコモコゼミが気になっている」「子どもに合う教材を探している」そんな保護者の方に向けて、実際に感じたメリット・デメリット、教材の特徴、活用のコツまでお伝えしていきます。
なぜ年少からモコモコゼミを始めたのか
モコモコゼミを始めたのは、子どもが年少(3歳)になった春。
ちょうど幼稚園に入園したタイミングで、「机に向かう学び」というものに触れてほしいと考えたのがきっかけです。
とはいえ、ただ「勉強させたい」わけではなく、「学びって楽しい!ワクワクする!」という前向きな気持ちを育てたい。その一歩目として、家庭での学習にモコモコゼミを取り入れました。
それまでは、机に向かうような勉強は特にしておらず、絵本の読み聞かせや遊びを中心に、好奇心や探究心を育む毎日。本の読み聞かせを通して、ひらがなやカタカナも自然と読めるようになり、本の一人読みが始まっていった頃でした。本や遊びを通じて様々なインプットをするだけでなく、考えて答えを導き出しアウトプットする力を身につけて言ってほしいと考えました。
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また、週に一度、知育教室にも通い始めましたが、そちらは主に右脳開発を意識した記憶力・イメージ力のトレーニングが中心でした。
そんな中で、「もっと言語的な力や思考力を家庭でゆるやかに育てたい」と思い、探し当てたのがモコモコゼミだったのです。
モコモコゼミを選んだ理由|口コミや評判を超えて実感した魅力
絵のタッチがゆる可愛く、子どもが興味を持った
教材に登場するキャラクターや挿絵が、やさしくて親しみやすいタッチ。「やってみたい!」と、子ども自身がやる気になり、笑顔で取り組むために、大きなポイントでした。
思考力・表現力を育む内容で、小学校受験にもつながる良問
モコモコゼミは、小学校受験対策で有名な「こぐま会」が運営している通信教育。
いわゆる「先取り学習」ではなく、「思考力・表現力」を重視した内容になっていて、未就学児のうちに身につけておきたい力がしっかり身につく教材だと感じました。
「学習の手引き」で親の関わり方が丁寧にわかる
各回に「学習の手引き」がついており、どのように声かけをするか、どう進めるとよいかが、非常に具体的に書かれています。これが親にとってとても心強く、親子で楽しみながら一緒に学ぶスタイルが自然に築けました。
年少で年中コースを受講した理由
わが家では、あえて「年少コース」ではなく、1学年上の「年中コース」を選びました。
その理由は、サンプル教材を見たところ、年少コースの内容がすでに読み聞かせや図鑑を通して自然と取り組んでいるレベルだと感じたからです。
また、我が家のスタイルとして「親子で一緒に楽しみながら取り組む」ことを重視していたため、難しそうな内容でも、対話しながら楽しく進められれば、年中コースの学習も十分対応できると判断しました。実際に取り組んでみても、子どもが楽しみながら理解を深める姿が見られ、年齢にとらわれすぎずチャレンジしてよかったと感じています。
もちろん、1学年上を選ぶ必要は全くありませんが、そのような柔軟な選択肢があるのは、モコモコゼミの魅力のひとつだと思います。
※ちなみに、動画で学べる「モコモコちゃんねる」は利用しませんでした。紙の教材を親子で一緒に進めるスタイルで十分だったためです。
モコモコゼミの効果|実際に感じた3つの力
1. 読解力を必要とする長文設問に慣れることができた
日頃から本を多く読んでいたこともあり、モコモコゼミの長めの設問文もすんなり理解できました。「何を聞かれているか」を聞き取って答える練習は、小学校受験で指示に従って動くことや「お話の記憶」にもつながったと思います。
2. イメージ力・思考力が自然と育った
問題には、具体的に可愛い動物の絵や図を見ながら考えたり、自分の経験をもとに想像力を働かせて答えるものが多くありました。
その場で「これってどういうこと?」「じゃあ、こういうときはどうなる?」と会話を広げることで、思考を深める力が伸びていったと感じます。
3. じっくり応用力をつけることができた
問題数は月20問程度と多くありません。だからこそ1問1問をじっくり楽しむことができました。
特に、歯ごたえのある問題では、子どもと一緒に「じゃあ、こんなケースだったらどうなるかな?」と即興で派生問題を作って深掘りしながら進めていました。
モコモコゼミの料金と解約について
モコモコゼミの料金は月額3,278円(税込)。入会金は不要で、解約手続きもシンプルなので、気軽に始められるのが魅力です。
我が家では年少の1年間モコモコゼミを活用したあと、年中の春から小学校受験塾へ通うことに決めたため、モコモコゼミを退会しました。
ただ、1年間しっかり取り組んできたおかげで、受験塾での学びにも無理なくスムーズに入ることができました。というのも、モコモコゼミは、小学校受験に対応した教材を多数手がけている「こぐま会」が提供しており、そのカリキュラムの中には受験にも通じる要素がしっかり含まれているからです。
受験をするご家庭にとってはもちろん、受験を予定していないご家庭にとっても、就学前の思考力・読解力・表現力の土台作りとして、とても有効な教材だと感じました。
なお、年長コースからは内容が一段と難しくなるという口コミもよく見かけます。先取りでの受講を考えている場合には、無理をせず、繰り返し取り組んで理解を深めるスタイルがおすすめです。
まとめ|モコモコゼミはどんな家庭におすすめ?
実際に1年間使ってみて、モコモコゼミは以下のようなご家庭に特におすすめです。
- 親子で会話をしながら楽しく学習習慣をつけたい
- 思考力や読解力、表現力を育てたい
- 小学校受験を視野に入れている(または将来的に中学受験を視野に入れている)
- 教材選びに迷っているため、お試しに気軽に始められ、解約しやすいものがいい
実体験に基づく「リアルな効果」として、我が家ではモコモコゼミに満足していました。
最後に|モコモコゼミを通じて得られたもの
モコモコゼミは、我が家にとって、単なる通信教材ではありませんでした。
「学びっておもしろい」「考えるって楽しい」──そんな子どもの内側から湧き上がる感情を引き出してくれた、親子の学びの時間をつくるツールだったと思います。
その後、小学校受験を経験して改めて感じるのは、「学びの土台」は急には育たないということ。
だからこそ、年少の頃にモコモコゼミを通じて親子で「考えること」を楽しんだ経験は、確かな財産になりました。
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