「サンタクロースって、本当にいるの?」
小学1年生の冬、わが家でそんな問いが投げかけられました。
サンタクロースの卒業。多くの家庭で、いつかは必ず訪れるタイミングです。とはいえ、いつ伝えるのがいいのか 、夢を壊してしまわないか、嘘をついていたと思われないか
親としては、なかなか悩ましいテーマでもあります。
この記事では、実際にわが家でサンタクロースの正体を伝えたときのやりとりと、そのとき何を一番大切にしたのかを、体験をもとにまとめました。
小学1年生で訪れた「サンタクロースっているの?」という疑問
きっかけは、娘からのこんな言葉でした。
「サンタクロースって、家に入ってくるの?」 「知らない人が家に入ってくるのって、ちょっと怖くない?」 「本当のことを教えてほしい」
そこで逆に聞いてみました。
「あなたは、どう思う?」
すると返ってきたのは、とても落ち着いた答え。
「ママとパパがやっていると思う」
ああ、ついにこの日が来たな、と思いました。
わが家が“サンタの正体”より伝えたかったこと
わが家で一番大切にしたかったのは、
「サンタクロースがあなたに何を与えたかったのか」
という部分です。
それは、 高価なプレゼントや特別なおもちゃやモノ
そのものではありません。
あなたの幸せを願っている人がいるということ あなたに笑顔になってほしいと思う気持ちがあるということ
それ自体が、とても大きな価値のある贈り物だということを、きちんと伝えたいと思いました。
「騙していたわけじゃない」ことを、丁寧に伝える
小さい頃から「サンタさんからのプレゼント」として渡してきたプレゼント。
それは決して、 世間の風潮に流されただけではありません。
大切な、かけがえのないあなたを幸せにしたかった
それが、親としての本心でした。
そして実は、それは親である私たち自身にとっても、幸せをもらう時間だったのです。
実際に伝えたこと① プレゼントの用意はパパとママ
まず、事実としてこう伝えました。
・サンタクロースが実際に家に来てプレゼントを置いているわけではないこと
・プレゼントは、パパとママが用意していること
隠さず、曖昧にせず、落ち着いて。
実際に伝えたこと② サンタクロースの起源の話
次に、サンタクロースの起源について話しました。
昔、聖ニコラウスという実在の人物がいて、 貧しい人や子どもたちの幸せを願って、贈り物をしていたこと。
その思いに共感した人たちが、 「クリスマスに子どもへプレゼントを贈る」 という文化を続けてきたこと。
そして、
「聖ニコラウスさんは、モノやお金そのものよりも、幸せな気持ちを届けたかったんじゃないかな」
と、私自身の考えも添えました。
実際に伝えたこと③ 私たちは“サンタの意思を継いでいる”
子どもが生まれてから、
「この子に幸せな気持ちをプレゼントしたい」
そう思うようになったこと。
だから、
サンタクロースの気持ちを引き継いで、私たちがサンタとしてプレゼントを渡してきた
という伝え方をしました。
それは、嘘ではなく、役割を引き継いでいるということ。
クリスマスは「誰かを幸せにする日」
最後に、こんな話もしました。
「クリスマスは、誰かを幸せにできるチャンスの日なんだよ」
・大切な人のことを考える
・喜ぶ顔を想像する
・自分の気持ちを誰かに渡す
そんな時間を、これからも一緒に大切にしていきたい、と。
知ったあと、子どもの反応は?
話し終えたあと、少し不安になって聞いてみました。
「聞かない方が良かった?」
すると返ってきたのは、
「ううん、知ってよかった!!」
とても清々しい顔でした。
他の子への配慮もしっかり伝える
同時に、こんなことも約束しました。
・他の家庭では、サンタさんが本当に来ると信じている子もいること
・それをどう伝えるかは、それぞれの家庭の考えがあること
・だから、他の子には言わないこと
そして、
「サンタさんは本当に昔いたし、今も“気持ち”として生きている」
「私たちはサンタの気持ちでプレゼントを渡しているから、嘘じゃないよ」
と、安心できる言葉も添えました。
サンタを卒業してからの、わが家のクリスマス
正体を知ってからは、
・無理な願い事が減ったり(笑)
・一緒に相談しながらプレゼントを決めたり
そんな時間が増えました。
それでも、クリスマスの夜にプレゼントを置いておくと、
「サンタさん、ありがとう」
と、とびきりの笑顔で言ってくれます。
子ども自身が「小さなサンタ」に
最近では、
・従姉妹に小さなプレゼントを用意したり
・お友達に何か渡したいと考えたり
誰かを喜ばせる側になってきました。
それを見て、 「伝えたかったことは、ちゃんと届いているな」
と感じています。
私自身の経験から思うこと
私は小学校2年生のとき、 友達から「サンタなんていないよ」と聞き、 親に聞いて、あっさり事実を知りました。
その後は、サンタという形ではなくなり、現金や直接の買い物になり
どこか味気なくなった記憶があります。
だからこそ、わが家では、
・友達から聞く前に
・親から、目的ごと伝える
・サンタを卒業しても、幸せな気持ちのプレゼントは続ける
この3つを意識しました。
まとめ|サンタクロースの卒業は、価値観を渡すタイミング
サンタクロースの卒業は、
夢を壊す瞬間ではなく、 価値観を手渡すタイミングなのかもしれません。
・誰かに願われていること ・幸せを思って行動すること ・それが巡って自分も幸せになること
そんなメッセージを、クリスマスという特別な日に、そっと渡せたら。
これからサンタクロースの卒業を迎えるご家庭の、ひとつの参考になれば嬉しいです。


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