【幼児から習慣化!】子どもの視野を広げる小学生新聞のすすめ!

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小学生新聞がおすすめ、と聞くけれど、本当に子どもは読むの?どんな効果があるの?購読するならどれがいいの?──という疑問を持つご家庭もいらっしゃるのではないでしょうか。

今やスマホやテレビ、ネットニュースが主流となり、大人でさえ新聞に触れる機会が少なくなっていますよね。しかし、新聞には他のメディアにはない良さがあります。社会のしくみや世界の動きを、信頼できる形で、体系的に伝えてくれる。そして、記事を読む中で自然と語彙が増え、考える力や多角的な視点も養われていきます。

この新聞の魅力を、もっと身近に、もっと自然な形で子どもに届けたい──。
そんな思いから、わが家では幼稚園の年中の頃から小学生新聞の購読を始めました

読み聞かせが好きで、ある程度ニュースの内容が理解できそうであれば、幼児からでも十分楽しめます。むしろ、やってみた結果、習慣づけのために「早く始めるほどいい」と感じています。

「まずは新聞というものを知って、興味を持ってくれれば」
そんな軽い気持ちで始めた小学生新聞でしたが、気づけば今では子どもの毎日の楽しみのひとつに。生活の中に自然と溶け込み、「本当に始めてよかった」と心から感じています。

この記事では、そんなわが家の実体験を交えながら、なぜ小学生新聞がおすすめなのか、小学生新聞のメリットや活用法をたっぷりご紹介します。

小学生新聞がおすすめの理由──毎日届く習慣が、世界とつながる第一歩

わが家が選んだのは「朝日小学生新聞」。私自身かつて小学生の頃に購読していたため愛着があったのと、“毎日届く”という点に惹かれました。毎日、ざっと見出しを眺めるだけでもいい。そんな小さな積み重ねが、子どもが自然と社会に関心を持ち、世界に目を向けるきっかけになるのではないか──そう考えました。

迷ったのは、週に1回発行の「読売KODOMO新聞」。オールカラー20ページで読みやすく内容が充実していてとても魅力的です。月550円(税込)なので家計に負担がかからないのもいいところ。(朝日小学生新聞は月2,100円(税込)です。我が家はあまりリサーチせずに朝日小学生新聞の購読を開始しましたが、子どもが新聞に慣れるまでは、読売KODOMO新聞で、一週間毎日少しずつ読んだり、好きなところを読み返しながらスタートさせると安心かもしれません。

我が家では、新聞を読む時間は、主に朝の電車での移動中の15分ほど
(わが家では幼稚園の頃から電車移動が多く、小学校に入ってからは毎朝通学で電車に乗っています。)
限られた時間の中でも、「今日は何が載ってるかな?」とワクワクしながらページをめくり、気になる記事をじっくり読む。毎日の習慣の中に“世界とつながる15分”があることに、大きな価値を感じています。
毎日読む習慣をつけるコツは「毎日同じタイミングで読む」ことだと思います。電車でなくても、朝ごはんや夜ごはんを食べた後、お風呂から出た後、寝る前などに習慣づけることが重要だと思います。

最初のうちは、親子で一緒に紙面をめくりながら、気になる記事を読み聞かせていました。「今日はこんなニュースがあるね」「これ、面白そう〜」と話しかけながら読むことで、子ども自身も自然と興味を持ち始めました。

年長の後半になると、自分でどんどん読み進めるようになり、たまに「これ読んで」と頼まれるくらいになりました。自分のペースで好きな記事を選んで読むことで、主体的に情報を取りに行く姿勢が育ってきたように思います。

私自身も小学生新聞でニュースを知ることがあり、「へえ、そうなんだ!」と驚いたり、話題にしたり。
親子で一緒に学び、話し合える時間は、思った以上に貴重で豊かなものになっています。

子どもはすべての記事を読むわけではなく、まずは漫画やお気に入りのコーナーから。
あとは見出しや写真をざっと見て、気になった記事をつまみ読みすることが多いです。
でも、それで十分だと感じています。
「楽しい」「気になる」「ちょっと読んでみよう」──そんな感覚の積み重ねが、日々ニュースに触れることへのハードルを下げ、世界への関心を広げていってくれます。

次に、小学生新聞のメリットを5つご紹介します。

小学生新聞がおすすめの理由──小学生新聞ならではのメリット

① 世界が見える──多様な視点が育つ

「今、世界で何が起こっているのか?」
小学生新聞の記事は、子どもにもわかりやすい言葉や図解で、ニュースをていねいに解説してくれます。
地球の裏側で起きていること、異なる国の文化や人々の暮らし、経済や政治のしくみまで、幅広く学ぶことができます。

たとえば、「経済大国って何?」「なぜ日本とこの国は関係が深いの?」といった話題や、
「少数民族の子どもたちは、どんな生活をしているんだろう?」といった素朴な疑問に触れる機会が増えました。

同じ時代を生きる子どもたちが、戦争や貧困に直面している現実──
テレビのニュースでは伝わりづらい“子ども目線の社会”を知るきっかけにもなっています。

ふだんの生活では感じにくい「世界の広さ」や「自分とは異なる現実」を、紙面を通して少しずつ実感できるのは、何ものにも代えがたい価値だと思います。

② 「過去を知る」ことで、今と未来に向き合える

新聞には、「今日のニュース」だけでなく、「過去のこの日、何が起きたか」を伝える記事もあります。


たとえば3月11日には、東日本大震災の記録や復興の様子が特集され、当時の人々の声や子どもたちの体験談が掲載されていました。親子で防災グッズを確認したり、「もしものときはどうする?」と話し合う機会が自然と生まれました。

また、年長の夏には、戦争に関する記事がきっかけで「帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)」へ足を運ぶことに。
戦争そのものだけでなく、戦後の強制抑留や引き揚げなど、日本がたどった複雑な歴史にも触れることができました。
ニュースが、単なる知識ではなく“自分のこととして考えるきっかけ”になるのを感じた体験でした。

③ 環境・生き物──地球全体を考える視点が育つ

小学生新聞では、SDGsや環境問題、生き物の話題も豊富に取り上げられています
絶滅危惧種の特集や、動物園・水族館の取り組み紹介など、子どもにとって身近なテーマから地球の未来を考えるヒントが散りばめられています。

年長になった頃のある日、川沿いでゴミを見つけた子どもが「これ、魚が食べたら死んじゃうよね」と言って、拾いました。
新聞で学んだことが、そのまま行動につながる姿に、心を打たれました。

知識を得るだけでなく、「自分にできること」を考える力を育んでくれるのが、こうした記事の大きな魅力です。

④ 本好きにもおすすめ!書籍紹介が充実

読書好きなお子さんや、本に親しませたいご家庭にも、小学生新聞はおすすめです。
定期的に掲載される子ども向け書籍の紹介コーナーでは、新刊や話題作、心に残る作品が紹介されています。

わが家でも、本の紹介記事から「これ読みたい!」とリクエストされることも多いです。

新聞での紹介がきっかけで出会った1冊が、心の中に長く残る「お気に入りの本」になっていく。
そんな読書体験を、親子で共有できるのも楽しみのひとつです。

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⑤ 全国の小学生のがんばりに刺激をもらえる

小学生新聞には、小学生記者によるリポートや、作文・書写・イラストなど、全国の子どもたちの作品が掲載されます。
自分と同じ年ごろの子がどんなことに興味を持ち、どんな工夫をしているのかを知ることで、良い刺激を受けることができます。

わが家では、小学校受験の時期に、志望校の在校生が新聞に作文を寄せていたこともあり、
「この学校には、こういう考えを持っている子がいるんだな」と、校風を知る手がかりにもなりました。

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子ども同士が“新聞を通して出会う”ことで、広い世界と自分のつながりを感じることができます。

おわりに:ニュースが“自分ごと”になる経験を

小学生新聞は、単に情報を得るためのツールではありません。
日々の暮らしの中に「社会とつながる入口」が生まれ、子どもの視野が少しずつ広がっていきます。

漫画だけ読んでもOK。見出しを眺めるだけでもいい。
「新聞っておもしろいな」「今日はどんな話題があるかな?」という気持ちが、いつの間にか世界への関心に変わっていきます。
私自身も、子どもと一緒に新聞を読むことで学ぶことがたくさんあります。

小学生新聞は心からおすすめです。
これからも、小学生新聞という“窓”を通して、親子で社会を見つめ、考える時間を大切にしていきたいと思います。

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